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Welcome To YOGAWORLD

よりよく生きるための知恵の宝庫 ヨガで心も体も柔軟に!

♪軽く口角を上げて、やさしく自分に微笑みかけましょう♪

ヨガ八支則ashtanga

ヨガ八支則(アシュタンガ)

八支則は、サンスクリット語の「アシュタンガ Ashtanga」で、「八本の手足」を意味します。ヨガの多くの流派の基盤になるものであり、2000年以上前に、パタンジャリという賢者が、初めて文書に記しました。それまでは、指導者から生徒に口伝えだけで伝来されていたヨガの教えを、「ヨガ・スートラ(Yoga Sutras)」として書き残し、ヨガの実践によって、精神の苦悩を克服して超越の境地に達し、最終的に完全な悟りに至るまでの哲学が解説されています。

1.ヤマ Yama(禁戒):他人や物に対して、守るべき5つの行動パターン
2.ニヤマ Niyama(勧戒):自分に対し、守るべき5つの行動パターン
3.アーサナ Asana(坐法):ポーズを練習する
4.プラーナヤーマ Pranayama(調気):呼吸をコントロールする
5.プラーティヤハーラ Pratyahara(制感):感覚をコントロールする
6.ダーラナー Dharana(疑念):集中、感覚を閉じ込めて周りの物が気にならなくなる
7.ディヤーナ Dhyana(無心):瞑想、落ち着きのある静かな精神状態
8.サマーディ Samadhi(三昧)悟り、心の平静を保つ精神的喜び

1.ヤマ(Yama)
「自制」という意味で、人や社会に対してやってはいけないこと。環境と人間が相互に上手に関係を保っていくための教えです。

  • アヒムサー Ahimsa:【暴力をふるわない】人間であれ、動物であれ、言葉でも、行動でも、いかなるものにも危害を与えないように、思いやりと敬意をもつことです。人は、攻撃的な部分を捨てると、他者をリラックスさせる存在となり、穏やかな関係を築くことが出来ます 。
  • サティヤ Satya:【嘘をつかない】言行一致、誠実であること。出来ない事は出来ないとして、アーサナも無理のない範囲で行います。
  • アステーヤ Ashteya:【盗まない】他人の所有物を奪わず、妬まず、すでに手にしているものに感謝することによって、本当に必要なものを得ることが出来ます。
  • プラフマ・チャリア Brahmacharya:【節操を守る】邪欲を持たず、夢中になり過ぎず、エネルギーを適当にコントロールすることです。
  • アパリグラハ Aparigraha【執着しない】 :物質的な所有物に対する愛着は、正しい道への最大の妨げになるものの一つであり、強欲からの解放 、手放すことが大切です。

2.ニヤマ(Niyama)
自分に対して積極的に行うべきこと、精神的に守るべきことです。自我の進化と発生です

  • サウチャ Saucha:【清潔を保つ】肉体は束の間のものですが、永遠の魂を宿します。体が清潔であれば、意識はすっきりし、喜びを感じ、内面を見つめる心構えも出来ます。
  • サントーシャ Santosha:【足ることを知る】自分に与えられた環境に感謝して、満たされていることに気づき満足すること。懸命に努力してヨガを実践した時に湧き上がる充実感で、サントーシャの純粋な喜びは、自己実現を導く確かな道を辿っていくことを、手ごたえとして感じた時に生まれるものです。
  • タパス Tapas:【一生懸命行う】自分の目標に対して努力すること。自己修練は、ヨガのすべての行為を前進させるものです。
  • スヴァディアーヤ Svadhyaya:【自己を探求する】生命の智慧に対する理解と学習に努め、自分自身をより深く理解しようとすること。自己の智恵を導く研究で、日々自分に挑み、勇気、自信を学びます。
  • イーシュヴァラ・プラニダーナ Ishvara pranidhana:【祈る/自然と共存】より高い力に対して、自分の限界を受け入れ、意志を放棄することで、 人は意識という呪縛から魂を解放することができます。

3.アーサナ(Asana)
アーサナは、サンスクリット語の「アース:座る」からきているもので、本来のヨガは瞑想の行法でした。現在では、多くのアーサナがありますが、ゆっくりとした呼吸を行いながら、身体を一定の形に保つポーズをすることにより、動く瞑想状態を築くのが目的です。アーサナを日常生活の中で規則的に行うと、筋肉、骨格、内臓器官を調節し、心の安定をもたらし、性格や習慣にも大きな影響を及ぼします。

4.プラーナヤーマ(Pranayama)
宇宙のエネルギー(プラーナ)を、呼吸によってコントロールするのがプラーナヤーマです。深い呼吸をすることによって、プラーナを沢山取り入れ、身体の隅々まで行き渡らせる。ヨガの呼吸法には多くの種類があり、交感神経と副交感神経のバランスをとったり、体温を調節したりすることによって、精神面のバランスも整え、呼吸と身体、心を繋げることに意識を向けていきます。

  • ウジャイ Ujjayi【完全呼吸】腹部と喉を締めて、鼻から吸って鼻から吐く胸式呼吸で、胸を大きく広げる姿勢から、「勝利の呼吸」と呼ばれます。気道を通る空気の摩擦音(シューシューという音)に集中しながら行います。
  • ナディー・ショーダナ Nadi shodhana【片鼻呼吸】ヨガでは、右鼻から始まる気道はイダー・ナディー(月の気道)と呼び、陰のエネルギーの通り道、左鼻から始まる気道はピンガラ・ナディー(太陽の気道)と呼び、陽のエネルギーの通り道としています。左右の鼻の穴を指で交互におさえて呼吸を切り替えることによって、陰陽のバランスを整え浄化する呼吸法です。
  • カパラバティー Kapalabhati【火の呼吸】 頭蓋を輝かせるという意味で、短時間でエネルギーを高め、神経系や内分泌系、脳に働きかけてくれる呼吸法です。強く息を吐くと同時に腹をへこませ、吸う息は自然に行います。
  • ブラフマリ Bramhari 【雌蜂の呼吸】身体の内部に音を響かせるように行う呼吸で、身体を温め、集中力を高め、心を安定させる効果があります。鼻から息を吸って、『ン〜』と音を出し、蜂の羽音のような音に集中しながら、鼻から息を吐き出します。
  • シートカーリー Shitkari【口笛呼吸】ヨガには珍しく口で息を吸う呼吸法で、口をかすかに開け、舌をストローのように丸めて、シーと音を出しながら息を吸い、吐く時は鼻から息を出します。体を冷やして、心を鎮める呼吸で、暑い季節に行うプラーナヤーマです。

5.プラーティヤハーラ(Pratyahara)
プラーティヤハーラとは、サンスクリット語で「向けて集める」という意味で、瞑想状態を深めていく段階で、まずは感覚を制御します。外界へ向かう心や感覚を対象から離して、あるがままに自分の内側を見つめることです。

6.ダーラナー(Dharana)
ダーラナー、ディヤーナ、サマーディの3つの段階は、はっきり区別の出来ない一連の心理的な流れとなり、3つまとめて「サンヤマ Samyama(統制)」と呼ばれます。
何か一点に集中することで、心を動かさない状態を作るのがダラーナです。例えばろうそくの炎だったり、第三の目と言われる自分の眉間の間だったり、自分がイメージする中に集中することによって、完全な意識の安定を目指します。

7.ディヤーナ(Dhyana)
瞑想状態。一点に集中していた心が、その対象と同化し、日常の意識を超えていくことです。ヴィジナーナマヤ・コーシャ(理知鞘)の最終調整です。

8.サマーディ(Samadi)
最終段階のサマーディは、理智の領域を超えた至福の喜びの状態です。すべてが統合した悟りの境地で、宇宙的意識の働く空間です。ここは、アーナンダマヤ・コーシャ(歓喜鞘)が開示される領域です。
シヴァ・ナタラージャ

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