アシュタンガヨガは、人を変える?!
規則正しく継続して行うことで、心身ともに強く、柔軟に、浄化されます。
・・・ヨガとは、結果を求めない行為です・・・
ashtangaは「8」を意味するashtauと「手足」を意味するangaに由来し、ヨガの聖者パタンジャリによって示された「八支則」を意味しています。
現代行われているアシュタンガヨガのスタイルは、南インドのマイソールで、シュリ・K・パタビジョイス師によって考案され、アーサナは全て順番に従って連続して行われます。最初の動作は必ず右側から行い、どのポーズも、あとに続く動作を安全に行うための体の準備になっています。トレーニングは、3つのシリーズに分かれています。
・初級プライマリーシリーズ
・中級インターミディエイトシリーズ
・上級アドバンスシリーズ
アシュタンガヨガの特徴は、太陽礼拝といわれるサンサルテーションを基本に、スタンディング・シッティング・ショルダースタンドからフィニッシシングまで、様々なポーズを流れるように速いテンポで連続的につなげていくヴィンヤサスタイルです。
アシュタンガヨガの練習は動く瞑想と言われており、呼吸と動きを連動させ、トリスターナ(呼吸・視点・バンダ)と呼ばれるテクニックを磨きます。
★呼吸:口を閉じて、鼻から息を吸込み、鼻から出す胸式呼吸(ウジャイの呼吸)が原則です。
★視線:ポーズごとに視線を一点に合わせ、固定させることで、集中力を高めます。
★バンダ:喉・下腹部・会陰部を締めることによって、体内エネルギーを制御します。
自分の呼吸音を聞くことや決められた部分に視点を合わせることで、通常は外側に向けられている意識が内側に向かいます。内観しながら意識的な練習を続けていくことにより、バンダの存在感が増し、自己との絆と可能性の広がりを体感し、身体と精神に様々な変化と気付きをもたらします。
呼吸が一つ一つの動きを導くように・・・
吸う息と吐く息が終わるまでその動きを引き延ばそう。
精神的なエネルギーを体の動きに結び付けながら・・・
視線は動く方向を追う。
太陽礼拝の精神を胸に、生きていることに対する感謝の念を抱きながら・・・
動きを通して自分がもっと大きな存在とつながっていることを想起しよう。
スーリア・ナマスカール(太陽礼拝)は、太陽への感謝の気持ちを込めての祈りと、太陽エネルギーを受け継ぐ意味合いがあります。この一連のポーズは、身体全体を温め脂肪を燃やし、硬くなった筋肉をほぐしてくれるので、ヨガのウォーミングアップとして行われます。全身に太陽の新鮮な恵みを受け入れるイメージで、呼吸を意識して、新しいエネルギーを取り入れながら、一連のポーズを行っていきましょう。